ミルナーが新天地にアーセナルではなくリバプールを選んだ理由  

ジェラードの役割を担う存在

 ミルナーはこれまでサイドハーフとしてプレーする機会が多かったものの、本人の要望はピッチの中央でプレーすることであるという。しかし、キャラガー氏はリバプールでポジションを勝ち取れるかについては懐疑的な意見を持っているようだ。
「彼が中央でプレーする場合、ヘンダーソンと完全にスタイルが重なる。ミルナーの持ち味は、その馬力だが、ヘンダーソンも同じ長所を備えている。ただ、ヘンダーソンがすぐにジェラードが背負ってきたものを担うのは、あまりに荷が重すぎる。その点で、ミルナーであれば、彼とキャプ テンの仕事を分割できるだろう」
 同氏は、次期キャプテンの最有力候補であるMFジョーダン・ヘンダーソンと役割が重なることを懸念していた。一方で、24歳のヘンダーソンが今季クラブを退団したレジェンドのMFスティーブン・ジェラードが見せていたキャプテンシーを全て引き継ぐには荷が重いため、精神的な支柱の支えとしてもミルナーの影響力を期待しているようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング