ミランに危機、中盤の要流出か 伊代表MFボナベントゥーラがユーベと移籍交渉
今季ミランで31試合7ゴール4アシストと活躍、タイトルへの渇望から移籍希望か
ACミランのイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが今季終了後の退団を希望し、代理人のミノ・ライオラ氏が王者ユベントスとの交渉に入っているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ボナベントゥーラは2014年夏にミランに加入し、日本代表MF本田圭佑ともポジションを争った。チームがトップ下を置いたシニシャ・ミハイロビッチ監督時代には本田とのポジション争いに勝利し、4-3-3になってからは右の本田、左のボナベントゥーラで臨んだこともある。当時のミハイロビッチ監督が替えの利かない存在と両者を評したこともあった。
その後も負傷離脱こそあったものの、ミランでポジションを確保し続け、今季もリーグ31試合出場7ゴール4アシストを記録している。しかし、ミランはかつての栄光からほど遠い状況にあり、唯一のタイトル獲得チャンスだったイタリア杯決勝ではユベントスに0-4と大敗した。
28歳とキャリアの最盛期で2020年まで契約を残すボナベントゥーラは、タイトルへの渇望から移籍を希望しているという。それを受け、代理人のライオラ氏はユベントスのスポーツ・ディレクターを務めるファビオ・パラティチ氏とモナコのレストランで会食。獲得の打診を行ったと見られている。
ボナベントゥーラに対しては、ローマ、アーセナル、ボルシア・ドルトムントの3クラブも獲得に興味を示しているが、本人の希望はユベントスであるという。移籍金は2500万ユーロ(約33億円)から3000万ユーロ(約39億円)が見込まれるとされた。
果たして、ボナベントゥーラは希望通り王者ユベントス行きを敏腕代理人の手によって実現できるのか。ミランにとっては、得点力のある中盤の核が流出するという痛手が迫っていると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)