長野を女子サッカー育成の“聖地”へ サンディエゴとの固い絆が生んだ画期的プラン

アメリカで認められている「日本の女子サッカー」

「アメリカで日本の女子サッカーはとても認められている。イノベーションを起こすチャンスであり、日本を良くするために女子サッカーとして、受け入れてもらえたのが長野なので恩返しをしたい。長期的に見ていただけるというなかで、想像以上に責任や思い入れは生まれている。今年は6人がアメリカに来るが、回数を重ねていくうちに長野のセレクションを通してアメリカに行った選手が20人、30人と増えていく。そのうち、自分たちのチームに入り切れなくなっても、1部リーグのチームなどからも注目されて、サンディエゴ・パルセイロの価値の向上を見出せる。5年後、6年後にリターンできる新たな価値観を日本女子サッカー界に対しても、世界に対しても生み出すことができると信じている」

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 長野パルセイロの女子チームがなでしこリーグ1部昇格を果たし、観客動員数もリーグ屈指と、国内では存在感を大きく高めている。その一方で、育成の部分でアメリカとの提携という次なる一手を打ち、教育的な観点からの新たな価値も生み出そうとしている。このトライアウトからアメリカでのプレーを経験した選手が、なでしこジャパンの一員として活躍を見せること、あるいは長野地域にとって有用な人材として育成されていくこと――。「長野を女子サッカー育成の聖地にする」という壮大な計画の今後に、注目したいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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