ファーガソン氏は「ポジティブな状況」 モウリーニョ監督が緊急手術後の容体に言及
脳出血で緊急手術、クラブは集中治療室を出たことを発表
マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、脳出血のため緊急手術を受けた元指揮官アレックス・ファーガソン氏が回復に向けて戦っていることを初めて公の場で語った。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
ファーガソン氏は5日、脳出血のため緊急手術を受けて入院。スポーツ界全体が76歳の名将の回復を望んで祈っており、世界中から多くのメッセージが届いていた。
そんななか現地時間10日に行われるプレミアリーグのウエストハム戦に向けた記者会見に臨んだモウリーニョ監督は、ファーガソン氏が脳出血から完全に回復すると「確信」しているとし、「ポジティブ」だと明かした。
そしてウエストハム戦、ワトフォード戦と残るプレミアリーグの2試合と、チェルシーと相対するFAカップ決勝については、ファーガソン氏の状況がチームに難しい影響を与えることはないと主張しており、「もし関係があるとすれば、ポジティブな状況だと思うだけだ」と語った。
またモウリーニョ監督は、ファーガソン氏の状況を伝える報道に対して「彼の家族はプライバシーを守って欲しいと願っており、私たちは尊重してあげたい」と家族に対する姿勢を強調。「ただ、ポジティブな状況だ。とてもポジティブだよ。我々は(回復することに)自信を持っている」と語っている。
そしてユナイテッドは9日、ファーガソン氏が集中治療室を出たことを発表。チームは残るすべての試合に勝ち、ファーガソン氏に勝利という名のエールを送りたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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