浦和オリヴェイラ監督、ルヴァン杯の“21歳以下ルール”を歓迎 「とても興味深い」

「全員が参加している状況を作りたい」

 ルヴァン杯と名称が変わる前から、同大会は日本代表活動の時期に開催が多く、「若手の登竜門」という位置づけもあった。そうしたなかでも、レギュレーションによる強制力が働くことを、オリヴェイラ監督は前向きな変更だと捉えている。

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 名古屋戦に出場した荻原は今季に浦和ユースから昇格し、今大会の開幕戦で名古屋を相手に2ゴールのデビューを飾った。リーグ戦では同じく今季昇格の18歳DF橋岡大樹が起用されることが多いが、荻原はこのルヴァン杯で5試合連続スタメンとチャンスをつかんでいる。試合後に「今日は試合の入りが上手くいかず、地に足の着かないような状況だったけれども、徐々にリズムを取り戻すことができた」と話したように、スタメン起用だからこそ得られる経験もある。

 そして、浦和は次節のサンフレッチェ広島戦がグループステージ突破の懸かる試合になった。荻原が「絶対に勝たなければいけない。自分にとってもチャンスの場を増やすという意味でも、突破することで試合を増やしたい」と話したように、この大会を勝ち進むことで得られる経験とチャンスは大きく増えることになる。

 オリヴェイラ監督は「全員が参加している状況を作りたい」と話したが、このルヴァン杯に若手起用のルールがあることで、そうした選手の入れ替えに理由が見つけられることになる。久しぶりに日本で指揮を執る指揮官にとっては、歓迎すべきルール変更となっているようだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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