ベッカム氏、スキャンダルに揺れたFIFAを糾弾 「卑劣で、受け入れ難い」

フットボールはみんなのモノ

 元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が、収賄の容疑で副会長ら複数名の逮捕者を出し、さらにはゼップ・ブラッター前会長が辞任するなどスキャンダルに揺れた国際サッカー連盟(FIFA)を痛烈に批判した。英国営放送「BBC」が報じた。
 現役時代、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードなどで活躍し、アメリカ・メジャーリーグサッカーのロサンゼルス・ギャラクシーにも所属した。アメリカサッカー界の発展に献身したカリスマは、FIFAに対して怒りをあらわにした。
「これでようやく自体が正しい方向に進むことを願っている。僕ら が愛しているフットボールにとって、今回の出来事は卑劣で、受け入れ難い。そして不愉快なものだ」
 さらに、ベッカム氏は、こう続けた。
「フットボールは個人が所有するものではない。このスポーツを愛する世界中の何百万という人たちのものだ。
 FIFAも変革の時を迎えている。僕らはこれを歓迎しよう」
 FIFAは1998年から続いたブラッター政権もついに幕が下りた。スキャンダルに揺れたFIFAは、今回の事件を機に健全な組織へと生まれ変わることはできるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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