PSGのアルゼンチン代表MF、三冠を呼ぶ“三度目の正直弾”に脚光 「美しいショット」
ロ・チェルソが二度のポスト直撃を経て、鮮やかなコントロールショットをお見舞い
パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間8日、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝で3部のル・ゼルビエと対戦。2-0で貫録の勝利を収め、リーグ戦、クープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグ杯)に続く三冠を達成した。タイトルの懸かった試合では、先制点が生まれるまでにシュートが二度ポストを叩いており、「三度目の正直」と報じられている。
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番狂わせを続け、大会初の決勝進出を果たしたレ・ゼルビエを迎え撃った3連覇中のPSGは、先制ゴールを奪うまでに苦労を強いられた。
前半5分、右サイドを抜け出したフランス代表FWキリアン・ムバッペが中央に折り返す。ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが競ったこぼれ球を、アルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソが拾って左足を一閃するも、強烈なシュートは左ポストを直撃。さらに、同20分にはロ・チェルソがペナルティーエリア右から反転シュートを放つも、再び左ポストを叩き、22歳のアタッカーも思わず頭を抱えた。
均衡が崩れたのは前半26分。ペナルティーエリア手前右でボールを受けたロ・チェルソは、カットインで相手のマークをかわしながら中央へ。ペナルティーアーク付近から左足を振り抜くと、鋭いシュートがワンバウンドしてレ・ゼルビエのゴールに突き刺さった。
PSG公式ツイッターは「ジオバニ・ロ・チェルソの三度目の正直。ポストを二度叩いたあと、距離のある美しいショットを決めた」と速報。フランス紙「レキップ」も「PSG:ジオバニ・ロ・チェルソ、トリプルゴング」と伝えている。
PSGは後半29分にカバーニがPKを決めてリードを2点に広げ、2-0で勝利。フランス杯4連覇を飾るとともに、リーグ戦、リーグ杯に続く三冠を達成する突破口を切り開いたロ・チェルソのプレーは、人々の記憶に深く刻まれることになった。