鹿島、ACL上海戦で先勝 FW鈴木優磨が2点に絡む活躍、2点のリードを持って第2戦へ
鈴木のゴールで先制すると、後半早々には西も得点とセットプレーで活路を見出す
鹿島アントラーズは9日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦・上海上港との第1戦に臨み、FW鈴木優磨の2ゴールなどで3-1と勝利。敵地で戦う第2戦に向けて上々の結果を手にした。
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鹿島は今季J1リーグ序盤戦で不調が続いたものの、ACLグループステージは2位通過。そしてゴールデンウィーク中にはリーグ第12節V・ファーレン長崎戦に2-1、第13節浦和レッズ戦に1-0で連勝し、流れに乗りつつある。チームを率いる大岩剛監督はセンターバックにDF植田直通とDF昌子源、2トップの一角にFW金崎夢生と日本代表候補を並べた。
キックオフ直後、2分にCKの流れから右サイドから上げたMF遠藤康のクロスが風に乗り、ゴール左隅を強襲する。相手GKらが目で追うしかなかったボールはポストに当たり早々のゴールとはならなかった。ただ上海上港も抜け目なく、同9分にはカウンターからゴール前でフリーになったMFオスカルにシュートを許す大ピンチに陥ったが、GKクォン・スンテのスーパーセーブで事なきを得た。
鹿島が押し気味で試合を進めるなか、均衡を破ったのはセットプレーだった。前半43分、MF永木亮太からの右CKで昌子に当たったボールがゴール方向へと飛ぶ。それを相手GKに弾き出されたが、しっかりと詰めた鈴木が待望の先制ゴールをゲットした。
1-0で折り返した後半開始直後、上海上港DFシー・クーに金崎が後ろからのスライディングで削られる場面があったが、鹿島は同4分に再びセットプレーから活路を見出す。遠藤がキッカーを務めた左CKで、ニアサイドでの混戦からDF西大伍が右足で蹴り込み、最高の時間に追加点をゲット。2-0と大きなリードを奪った。