グリーズマン獲得攻勢のバルサ、アトレチコCEOは怒り露わ 「敬意が欠けている」
今夏の補強に向けてバルサ会長が代理人と接触、アトレチコCEOは苦言
今夏の移籍市場のビッグディール候補と見られているのが、アトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのバルセロナ移籍が成立するかだ。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの超強力トリオ結成への期待も高まっているが、アトレチコ首脳陣はバルサ側の動きに対して怒りを持っていると、英公共放送「BBC」が報じている。
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バルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、今月に入ってグリーズマンの代理人とミーティングの場を持つなど、着々と関係性を築き上げている。だがそれを苦々しく思っているのは、アトレチコのCEOを務めるミゲル・アンヘル・ギル・マリン氏だ。「我々はバルセロナの態度に対して辟易としているんだ」と強い口調で訴えかけたという。
バルセロナは昨年12月にグリーズマンと接触しており、アトレチコ側はこの行為は不正ではないのかと、FIFAに通告した経緯がある。5月16日にマルセイユとUEFAヨーロッパリーグ決勝を戦う前のタイミングということもあってか、同CEOの怒りは「敬意というものがとにかく欠けている」「グリーズマンに対して常に圧力をかけている」と収まらない。
「アトレチコ・マドリードのスタンスはとても明確なもので、何度も世間に公表してきていることだ。グリーズマンに対する交渉は何も受け付けていないし、今後も受け付けるつもりはない」
L・スアレスがバルサ加入を示唆するようなコメントをメディアに残したものの、アトレチコ側としては徹底抗戦の構えは崩していない。ワールドクラスに飛躍したフランス生まれのストライカーを巡って、両クラブ間のバトルは続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)