リバプール、ロジャース監督が続投へ 成績不振も会長は理解示す

クラブは情状酌量の余地があったと判断

 リバプールのブレンダン・ロジャース監督はどうやら来季も続投となりそうだ。クラブのトム・ワーナー氏が指揮官と会談し、決断したと英地元紙「ミラー」が報じている。
 今季リバプールは、プレミアリーグを6位で終えた。最終節ではストークに1-6で大敗を喫するなど、後味の悪いシーズンとなってしまった。3年目のシーズンを終えたロジャース監督も、成績不振から解任を覚悟するような発言を残していた。
 しかし、火曜日にリバプールのシーズン総括を含めた会談が行われ、ワーナー会長も続投の意志を明かしたようだ。
 
 リーグ戦2位と なった2013-14シーズンと比べれば、UEFAチャンピオンズリーグの出場権獲得も逃した今季の出来にはワーナー会長も落胆している。しかし、それでもロジャース監督には情状酌量の余地があったと判断された。昨季31ゴールのFWルイス・スアレスがバルセロナへと移籍。さらに21ゴールのFWダニエル・スタリッジも負傷でシーズンの大半を欠場したことが低迷の原因になったと考えられている。
 
 とはいえ、北アイルランド人監督に余裕がある訳ではない。ワーナー会長からは来季、周囲を納得させるだけの結果を残すようクギを刺されたという。大黒柱のスティーブン・ジェラードを失い(LAギャラクシーへ移籍)、より厳しいシーズンが予想される。
 リバプールはマンチェスター・シティからイングラン ド代表MFジェームズ・ミルナーを獲得することが濃厚となるなど、ロジャース監督勝負の4年目に向けて着々と補強の動きも進めている。続投のためにはタイトル獲得が求められそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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