王者バルサが退場者出すもレアルと2-2ドロー 今季クラシコ1勝1分、“無敗優勝”へ前進
退団のイニエスタ退場時には万雷の拍手
後半開始から、ロナウドは大事を取って交代。10人となったバルサが劣勢を強いられるかと見られるなか、後半7分に流れを変えるプレーが起きる。左サイドで仕掛けたL・スアレスがレアルDFラファエル・ヴァランともつれる。この際L・スアレスはヴァランの足を蹴ったが、プレーは続行。そこからペナルティーエリア右付近でフリーとなったメッシにボールが渡ると、セルヒオ・ラモスらを翻弄するドリブル突破から左足シュートを放つ。これがゴール左隅へと収まり、2-1とバルサが勝ち越した。
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同12分には戦術的理由からMFパウリーニョと交代したイニエスタに、会場から万雷の拍手が鳴り響く。この直後にはリーガ公式ツイッターが「彼の最後のクラシコ……さようなら、レジェンドのイニエスタ!」と別れを惜しんだ。
同27分、レアルが反撃の牙をむく。クロースからのパスを受けたMFマルコ・アセンシオが前方にパスを送ると、そこに走り込んだベイルが迷うことなく左足ダイレクトシュート。強烈なカーブがかかった一撃がゴールネットを揺らし、2-2と再び同点に追いついた。
レアルはアディショナルタイムにセルヒオ・ラモスを前線に上げるなど、勝ち越しを狙いにいったがゴールは生まれず2-2のままタイムアップ。イエローカードが8枚、レッドカード1枚が出る荒れ気味の90分間となったが、バルサが今季のクラシコの対戦成績を1勝1分としてリーグ戦無敗記録を「42」に伸ばし、無敗優勝への可能性を残した。