欧州で監督の玉突き人事が過熱 ナポリはミランも狙うEL優勝監督に正式オファー

エメリ争奪戦

 レアル・マドリードが来季新監督にナポリを率いていたラファエル・ベニテス氏を招聘(しょうへい)することが決定的となり、欧州で監督の玉突き人事が進んでいる。ナポリが今季、セビージャでヨーロッパリーグ2連覇を達成したセビージャのウナイ・エメリ監督に正式オファーを出していることが明らかになった。セビージャのホセ・カストロ会長が、「セビージャTV」で語った。
 カストロ会長は「ウナイ・エメリにはナポリからオファーが届いている。彼が残留することを願っている。エメリとは日曜日に話したが、彼は他のクラブとのミーティングを持ち、すべて の選択肢を検討すると話していた」と語った。
 エメリ監督は、若き戦術家として知られている。ナポリは、ベニテス監督が既に今季限りでの退任を発表している。次期監督として再びスペイン人に白羽の矢を立てた格好だ。
 一方でACミランは、今季限りでフィリッポ・インザーギ監督の解任が、濃厚になっている。ベニテス氏が向かうレアル・マドリードを退任したカルロ・アンチェロッティ監督招聘に全力を注いでいた。
 欧州各リーグは既に終了し、UEFAチャンピオンズリーグ決勝のバルセロナ対ユベントス戦を残すのみとなっている。だが、監督人事は早くも過熱している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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