プラティニ会長が、ブラッター氏のFIFA会長辞任に賛辞 「友人の正しい決断」

「難しく、勇ましい決断。そして正しい決断」

 UEFAの会長を務めるミシェル・プラティニ氏が、2日にFIFAの会長を辞任したゼップ・ブラッター氏に対して賛辞を贈っている。英国衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
 ブラッター氏は、5月29日のFIFA会長選でアリビン・アル・フセイン王子に大差の投票数をつけて再選し、5選を遂げていた。プラティニ氏をはじめ、イングランドサッカー協会会長を務めるグレッグ・ダイク氏らから反対の声が上がっていたが、そ の意見が反映されることはなかった。
 しかし、2日にブラッター氏は突如辞任を表明。このタイミングでの辞任にさまざまな臆測が飛び交っているものの、プラティニ氏は友人でもあるブラッター氏の決断をたたえた。
「難しい決断であり、勇ましい決断だった。そして何より、正しい決断だったよ。私は友人である彼に面と向かって伝えたんだ。『ゼップ、我々は1998年にFIFAでスタートを迎えた。そしてFIFAの未来のために、辞退する時が来たんだ』とね。ただ彼にはその時、遅すぎたと言われたよ」
 先日の会長選では209票のうち、ブラッター氏が133票を獲得し圧勝したが、ヨーロッパ各国の連盟はアリ王子に投票していた。ブラッター氏の辞任により、長年にわたるFIFAの暗黒時代が、ついに最 期を迎えようとしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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