「東京五輪へ一緒に」 INAC仲田歩夢、“ヤングなでしこ”の盟友・田中陽子に贈る言葉
「東京五輪へ一緒に行けたらいいな」
もっとも、先を行く田中の背中についていく立場だった仲田も、今季はここまでリーグカップを含めた公式戦全9試合に出場。直接対決となった4月29日のリーグ第3節(4-0)ではダメ押しとなるチーム4点目を奪うなど、早くもシーズン自己最多の3ゴールをマークしている。かつての気弱だった仲田はもういない。確かな成長を遂げた今だからこそ、逆に田中にメッセージを送るとしたら、と問うと、仲田は「なんて言うだろう……。陽子はずっと変わらないから」と熟考した末に、少し遠慮しながらも一つの思いを言葉にした。
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「東京五輪へ一緒に行けたらいいな」
仲田にとってなでしこジャパンは未踏の領域。田中も2013年9月のナイジェリア戦(2-0)以降、代表の舞台から遠ざかっている。それでも、仲田は「陽子は絶対に諦めていないと思うし、自分ももちろん目指しています」と力強く語る。
「ヤングなでしこ」で共演した二人が、トップカテゴリーで再会する――。そんなドラマティックなストーリーが実現することを、多くの人々が待ち望んでいるのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)