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元川崎FWレナト、「見事な個人技」から“20mミドル弾”! ストイコビッチ監督も歓喜
中国1部リーグで上海申花に4-2と快勝、豪快な一撃でチーム3点目をマーク
元名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督が率いる中国1部リーグの広州富力は、5日に行われた第9節の上海申花戦に4-2で勝利した。2連勝で暫定5位に浮上するなか、称賛を集めているのが背番号10をつける元川崎フロンターレのFWレナトが決めた3点目のシーンだ。
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広州富力が前半2分、20分とゴールを決め、2-0とリードして迎えた同37分だった。ペナルティーエリア手前のピッチ中央でボールを受けたレナトは、対峙したマーカーを振り払うように左回りに一回転。そして再びゴールに正対しようとした時、ボール奪取を狙う相手が足を出してきた。レナトはその瞬間を見逃さず、左足アウトサイドでボールをスペースに出して振り切ると、2タッチ目で約20メートルの距離から左足を一閃。強烈な低い弾道の一撃はワンバウンドしてゴールを強襲し、相手GKの手をはじきながらネットに吸い込まれた。
ゴールが決まった瞬間、ベンチのストイコビッチ監督も両手を高く掲げて、そのまま拳を握りながら歓喜のガッツポーズ。この一撃は海外メディアも報じており、衛星放送「ユーロスポーツ」フランス版は、「ブラジル人のレナチーニョ(広州富力での登録名)は上海申花戦の37分に、見事な個人技で彼の才能を披露した」とレポート。イタリア紙「トゥット・スポルト」も「レナチーニョ、上海相手になんて個人技だ!」と、華麗なボールコントロールからの一撃を称えている。
レナトは2012年から3年半にわたって川崎でプレー。風間八宏監督(現・名古屋グランパス監督)の下、攻撃的なサッカーを展開したチームの中でも、左利きらしい卓越した技術とアイデアでゴールとアシストを量産した。その輝きは、4シーズン目を迎えた中国でも健在のようだ。