海外メディアがU-21世代の注目5選手を特集 マンU移籍のデパイら選出

“ミランキラー”からマンU移籍決定のタレントまで多彩な顔ぶれに

 ESPNが欧州リーグでプレーするU-21世代の選手トップ5を特集している。今季好調だったスペインの強豪バレンシアから最多2選手が選出されている。

 最初に登場したのはセリエA・サッスオーロのFWドメニコ・ベラルディ。20歳の新鋭は昨季セリエAで16ゴールを記録し、今季も15得点(6位タイ)と結果を残した。特集では「彼は素晴らしい万能型フォワードに見える。俊敏にハードワークし、賢い動きに加え、フィニッシャーとしても優秀である」と評されている。

 ベラルディはセリエAのここ50年で、最速で通算30ゴールを達成。サッスオーロと共同保有していたユベントスが今季買い取る方針を固めており、4連覇中のイタリア王者の陣容に加わることになりそうだ。ベラルディはACミランキラーとしても有名で昨季4得点、今季3得点を決めている。

 2番目に挙がっているのは来季マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まっているPSVのオランダ代表FWメンフィス・デパイ。21歳のスピードスターは今季22得点5アシストの活躍でPSVのオランダリーグ優勝に貢献。ユナイテッドに2500万ポンド(約45億円)の移籍金で移籍するデパイに関して、元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステンは「彼には特別な才能がある。若いスターで、力強く独創的だ。向上心も高い」と絶賛していた。

 3番目に挙がっているのはバレンシアDFホセ・ルイス・ガヤ。20歳の新鋭は今季6アシストを記録し、先月クラブとの契約を5年間延長した。バレンシアが輩出してきたジョルディ・アルバら優秀なサイドバックの系譜を継ぐもので、特集ではボールタッチの柔らかさ、スピードの緩急、圧倒的な運動量が評価されている。

 レアル・マドリードやチェルシーなどの移籍話もあった中、残留を決めた才能に対し、スポーティング・ディレクターのフランシスコ・ルフェテ氏は「彼はワールドクラスのレベルで活躍している生え抜き選手。ホセ・ルイスはトップチームに多くをもたらし、アカデミー出身の選手の意欲を高める例となる」と称賛している。

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