“ラウール監督”誕生へ着々 レアル英雄が指導者コース受講、トットナム練習参加を選択
UEFAプロライセンスの取得に向けコース受講、ポチェッティーノ監督の下で勉強へ
かつてスペインの至宝と呼ばれ、レアル・マドリードやシャルケなどで活躍した元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス氏は、先月からUEFA(欧州サッカー連盟)プロライセンスを取得するため、スペイン協会の指導者コースの受講をスタートさせた。そのコースの過程の中でトットナムの練習に参加することを選択したという。スペイン紙「マルカ」が報じた。
元スペイン代表のエースは、16年に北米サッカーリーグ(NASL)のニューヨーク・コスモスで現役を引退。それ以降、同クラブのテクニカルアドバイザーを務めつつ、スペインリーグの北米大使に就任し、2017年からは古巣レアルの育成部門スタッフとして活動していた。
そんなラウール氏は、10年間プロとしてプレーすることや代表選手としてプレーすることなど、特定の基準を満たした選手たちが受講できるUEFAのプロライセンスを取得するため、スペイン協会の指導者コースを4月からスタート。元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスや、同じく元スペイン代表MFシャビ・アロンソらも同様のコースを受講している。
このコースのプログラムの一環として、どの生徒もどこかのプロチームで1週間を過ごす必要があり、そのなかでラウール氏は母国スペインではなく、イングランドのトットナムを選択。アルゼンチン人のマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下でメソッドを勉強することにしたという。すでに練習に参加しているラウールは、クラブ公式ツイッターで同国代表FWフェルナンド・ジョレンテとランニングする姿が紹介されており、レジェンドの練習参加は歓迎ムードに包まれている。
コーチングライセンス取得後は、レアルの下部組織であるフベニールB(U-18)を率いることになっていると伝えられている。“ラウール監督”誕生に向けて、着々と歩みを進めているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)