中盤の補強を目指すリバプール

　マンチェスター・シティのイングランド代表MFジェームズ・ミルナーはどうやらリバプールへの移籍が目前となっているようだ。英国営放送「BBC」が報じている。

　29歳のイングランド代表は、2010年にマンチェスター・Cに加入し、2度のプレミア制覇やFAカップ優勝などを経験。今夏で契約満了を迎え、移籍金のかからないフリートランスファーでの獲得が可能となっていたため、アーセナルも獲得に動くなどこの夏の注目選手の1人だった。

　記事によれば、今週中には両クラブによる交渉が行われ、ミルナーとクラブの契約が切れる7月1日をもってリバプールに加入すると見られている。スティーブン・ジェラードのアメリカ移籍が決まっており、ルーカス・レイバにも退団の噂があるため、中盤の再構成を目論むリバプールにとっては大きな補強となるだろう。

　一方、マンチェスター・Cにとっては貴重なホームグロウンプレーヤーでもあるミルナーの退団は大きな痛手となりそうだ。中盤ならサイドも中央もこなす万能性も同選手の大きな魅力だった。

　コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレが残留の意志を明かしたとはいえ、これを機にマンチェスター・Cも新たなMFの補強に動き出すかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images