“急造GK”で奮闘の川崎DF奈良、緊急事態の舞台裏を告白 「紳太郎くんがやるのかと…」
浦和戦でハプニング、交代枠3人を使い切った後に守護神チョン・ソンリョンが一発退場
まさかのハプニングが川崎フロンターレを襲った。2日のJ1リーグ第12節浦和レッズ戦の後半、3人の交代枠を使った直後にGKチョン・ソンリョンが浦和のオーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウトをエリア外で倒して一発退場。GK不在という緊急事態に、DF奈良竜樹が急きょGKを務めることになった。
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アクシデントが起きたのは、後半25分のことだった。浦和に0-2とリードされていたなかで攻勢を強めるために交代カードを続々と切った鬼木達監督は、同24分にMFエドゥアルド・ネットに代えてMF守田英正を投入。この時点で3枚の交代枠を使い切っていた。しかし、その1分後に守護神チョン・ソンリョンが退場処分となったことで、GK不在という状況に陥ってしまった。
この緊急事態に、GKに指名されたのが奈良だった。最初は「(車屋)紳太郎くんがベンチに取りに行ったので紳太郎くんがやるのかと思っていた」ようだが、車屋が奈良に近づくと「僕のところに来て指を差されて、はいと渡された」と一連の流れを振り返る。
ただ、奈良は大きく動じることもなかった。最初のセットプレーでしっかりキャッチすると、同30分に迎えた浦和MF長澤和輝の決定機では体を張ってシュートストップ。GKを務めてからは無失点のまま切り抜けた。