磐田サポーターもDFギレルメの愚行に嘆き 「解雇レベル」「選手失格」「蹴っちゃダメ」

ギレルメの愚行に対する苦言や嘆く声が上がっている【写真:Getty Images】
ギレルメの愚行に対する苦言や嘆く声が上がっている【写真:Getty Images】

退場処分後に前代未聞のキック&肘打ち

 ジュビロ磐田のブラジル人DFギレルメは、2日に行われたJ1リーグ第12節の横浜F・マリノス戦(3-1)の後半に退場処分を受けた後、相手選手に強烈なキックを見舞い、その後相手スタッフに肘打ちをするという前代未聞の暴力行為に出た。その波紋は大きく広がっており、磐田サポーターからもこの愚行に対する苦言や嘆く声が上がっている。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 衝撃のシーンは、磐田が3-1とリードして迎えた後半31分過ぎに起きた。磐田が右サイドを突破しMF松浦拓弥がニアサイドに鋭いクロスを送ると、横浜FMのGK飯倉大樹と磐田のFW川又堅碁が交錯。飯倉はパンチングでクリアするも、川又の膝が頭に入り、その場に倒れ込んだ。

だがプレーは続行され、クリアされたボールは横浜FMのFWユン・イルロクが拾ってドリブルを開始しカウンターを発動。これを磐田のDFギレルメとDF小川大貴が挟み込むようにして止めてユン・イルロクが倒れると、主審の笛が吹かれる。この直後、ファウルの判定を不服に感じたのか、ギレルメは拾ったボールを高く蹴り上げた。

 場内が騒然とするなか、ヒートアップしたギレルメに対して主審は2枚目の警告を出して退場処分。するとその直後、ギレルメは横浜FMのMF喜田拓也に何かを言われたとジェスチャーで示しながら、左足で思い切り蹴り上げる愚行に出た。さらに、ピッチから去る際に抗議に出てきた横浜FMのスタッフに対して肘打ち。両軍ベンチからスタッフが駆け寄り、熱くなるギレルメを引きはがしてピッチから退場させた。

 騒動の発端にどのような原因があったのかは定かでないが、暴力行為に出たギレルメに対して磐田サポーターからも厳しい声が出ている。磐田公式ツイッターが3-1で勝利した試合結果を伝えた投稿の返信欄には、「スポーツ選手失格」や「残念ながら解雇レベル」、「人を蹴っちゃダメです」などその行為を非難する声が届いた。また、「こんだけ点獲って勝ったのに全く喜べない試合ってあるんだな…」と嘆くものや、「チームとして、マリノスに謝罪してください」と求める声も出ていた。

 ギレルメによる前代未聞の暴力行為は、敵地での快勝劇に歓喜するはずの磐田サポーターにも、複雑な思いを抱かせているようだ。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング