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キャリック、プレミア4位&欧州CL出場権獲得に満足せず 「もっと上を見ろ」
自身については「フラストレーションが溜まる1年」
キャリックがそう振り返るように、序盤はリーグカップ初戦で3部相当のMKドンズに敗れ、リーグ開幕後10試合で勝ち点13という不振に陥った。そこから接戦をものにする強豪のメンタリティを発露し、勝ち点を積み重ね、リーグ6連勝も2度マークしたものの、常に好調な時期を維持できたわけでなく、終盤にはチェルシーとの直接対決にも敗れている。
一方、キャリックは自身のパフォーマンスに関して、「個人的にはフラストレーションが溜まる1年だった。これまでのキャリアでこんなシーズンはなかった。ここまで多くの試合を欠場したことがなかった。自分がプレーしている時は全てうまくいっていた。本当にハッピーだったけど、十分プレーできなかった」と語っている。
キャリックは開幕直後に故障し、シーズン序盤を棒に振りながらも、復帰後は中盤から前線にボールを供給し、レッドデビルを上位に進出させた。だが、終盤戦に離脱。そこからチームも負け始めており、今季のユナイテッドの成績はキャリックの健康状態とシンクロしていたとも言える。
英地元紙の特集で「サッカー史上最も過小評価されている選手ランキング」でトップに選出されたキャリックは来年6月まで契約を延長。頼れる副キャプテンは、来季もオールド・トラッフォードの中盤に君臨し、2012-13年のリーグ優勝以来のタイトルをチームにもたらすつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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