ロナウジーニョの芸術パスから“17歳”メッシが初ゴール 回顧動画に喝采「完璧なデュオ」
13年前に生まれたメッシの記念すべきリーガ初得点を、バルサ公式が公開
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間4月29日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節デポルティボ・ラ・コルーニャ戦でハットトリックを達成し、4-2の勝利に貢献。チームを2年ぶり25回目のリーグ制覇に導くとともに、自身の今季リーガでの得点数も「32」に伸ばし、ヨーロッパ・ゴールデンシュー(欧州リーグ得点王)争いでもトップに立った。
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2004-05シーズンのトップデビュー以来、バルサの一員としてリーガ制覇9回、UEFAチャンピオンズリーグ制覇4回、個人としてバロンドール受賞4回など数々の輝かしい栄冠に彩られているが、バルセロナの公式ツイッターは現地時間5月1日に1本の動画を公開。それは13年前の同日に、メッシがリーガの舞台で刻んだ記念すべき初ゴールのシーンだった。
04-05シーズンの第34節アルバセテ戦、1-0で迎えた後半41分に背番号30のユニフォームを着た当時17歳のメッシが投入された。そして後半アディショナルタイム1分、相手と競り合ってこぼれたボールを、自らの後方にサポートに入った元ブラジル代表MFロナウジーニョへ預ける。そして対峙した相手二人がボールに食いついた瞬間、ブラジルの天才は芸術的なループパスを選択。背後のスペースへ出た柔らかなボールにメッシが素早く反応すると、ワンバウンド後に左足を振り抜く。メッシもまた、飛び込んできた相手DFと前に出ていたGKを嘲笑うかのようなループシュートを放ち、見事にゴールネットを揺らした。
当時のクラブ史上最年少ゴールとなる初ゴールに歓喜を爆発させるメッシと、祝福すべく駆け寄るロナウジーニョ。天才から天才へ――世界のトップを走り続けるバルサの新たな歴史の1ページが刻まれた瞬間だった。