マンチェスター・ユナイテッドのMFマルアン・フェライニが、チームメートのMFアンヘル・ディ・マリアにフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)移籍を勧めるような発言をし、物議を醸している。地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」は「フェライニがディ・マリアのPSG移籍を示唆」と報じている。 ベルギーの誇る巨漢は、フランスのサッカー番組「テレフット」に出演。そこで昨年の英国史上最高額の移籍金6000万ポンド(108億円)でレアル・マドリードからやってきたウインガーについてコメントした。 そこでPSGにディ・マリア獲得を 勧めるような発言をフェライニは残したという。 「アンヘル・ディ・マリアはPSGにとってすごく良い補強になる。彼はワールドクラスのプレーヤーだ」 ディ・マリアは昨夏PSG移籍寸前だったが、PSGはファイナンシャルフェアプレーに抵触し、巨額の罰金をUEFAに支払った影響で獲得を断念した。そして、ユナイテッド移籍が決まった。 シーズン中にはディ・マリア自身もパリ移籍に前向きな発言を残していた。マンチェスター生活では、自宅に強盗が侵入を試みるなどの恐怖体験を受けた影響もあり、去就問題は大きな注目を集めていた。このタイミングで飛び出したフェライニ発言で、ディ・マリアのPSG移籍に向けた動きが加速するかもしれない。 【了】 サッカーマガジンゾーンウ ェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images