名将ベンゲル、母国フランス代表監督を希望? アーセナル以外のクラブは指揮NGか
PSGとの交渉は暗礁に乗り上げ、指揮官の周囲はフランス代表監督就任がベターとの見解
今季限りでの退任が決定しているアーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、パリ・サンジェルマン(PSG)からのオファーを断り、フランス代表監督就任を希望しているようだ。英紙「デイリー・スター」が報じている。
現地時間4月20日、22年指揮してきたアーセナルからの退団が発表されたベンゲル監督。監督業を少し休みたい考えもある模様だが、世界中が彼の次なる就職先に注目している。
PSGのオーナーであり、ベンゲル監督とも親しいナーセル・アル=ヘライフィー会長は、定期的に監督招聘を試みていたとされる。しかし、ウナイ・エメリ監督の退任決定後、クラブはドルトムントの前監督であるトーマス・トゥヘル氏の招聘に移行。ベンゲル監督が予想に反して、契約を1年残してアーセナルを離れたことでPSG就任の動きは暗礁に乗り上げてしまったようだ。
一方で、エバートンも招聘に興味を持っているようだが、ベンゲル監督のアーセナルに対する愛情は深く、別のクラブを率いる自分を思い浮かべることができないということを理解したと伝えている。
記事によると、そうした背景を含めてベンゲル監督を知る人々は、フランス代表監督として戻ってくるのが良いのではないかと感じているという。もちろんワールドカップの結果によるところが大きいが、6年目のディディエ・デシャン監督が退任する可能性はゼロではない。そのため、チャンスはある話だと言っていいだろう。
フランス代表監督は、海外の若手を育成する過程を好むベンゲル監督にとって魅力ある仕事であることは間違いない。果たして、“フランス代表のベンゲル監督”が実現する日は訪れるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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