バルサ出身べジェリン、古巣復帰は否定的 「アーセナルだけを考えている」

今季20試合出場2得点

 バルセロナの下部組織出身でアーセナルに所属するU-21スペイン代表DFエクトル・ベジェリンは、同胞の先輩セスク・ファブレガスの様に古巣へ出戻りする考えを否定した。英地元紙「ミラー」が報じている。
 
 20歳のベジェリンは2011年にアーセナルに加入。ワトフォードへの期限付き移籍などを経て、今季はリーグ戦20試合に出場して2得点を挙げた。自慢の快足を武器に攻守両面で活躍。負傷に苦しんだフランス代表DFマテュー・ドゥビュシーの代わりに出場機会を得た。
 そのベジェリンは若手の才能を次々と輩出するバルセロナのカンテラ(下部組織)出身。同 じようにバルサから若くしてアーセナルへやって来たセスク(現チェルシー)は、後に古巣への復帰を選択したが、ベジェリンに、その意志はないようだ。
「それは間違った考えだと思う。もしバルセロナでプレーしたいのなら、ずっとバルサに留まっていただろう。僕が選んだチャレンジはイングランドに来て全てを尽くすことだ。
 ここに来たのは、ファーストチームで自分の定位置を確保し、これから何年もここでプレーするためだ。将来的にバルサでプレーしたいと考えていたなら、バルサに残って同じ道を歩もうとしたはずだ。僕はまだ若いうちに決断をした。将来のことは考えず、アーセナルでうまくやることだけを考えているよ」
 ベジェリンは、イングランドでの成功に強い決意を 明かしている。20歳の若者の挑戦は、まだ始まったばかりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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