なでしこMF猶本「代表を背負う重みを肌で感じた」 浦和でアジア杯優勝を報告
女子アジアカップ優勝後、初のリーグ戦に出場も千葉Lに0-1で敗戦
浦和レッズレディースの日本代表MF猶本光は、29日のなでしこリーグ第3節、ジェフユナイテッド千葉レディース戦でフル出場。0-1で敗れたゲームを「難しい展開になってしまった」とした一方で、試合後に行われたなでしこジャパンのAFC女子アジアカップ優勝の報告会では「先輩たちの代表を背負っているという重みを肌で感じた」と話した。
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今節から各チームに代表選手が戻り、リーグ戦が再開された。浦和は前半からリズムが悪く、前線へのシンプルなロングボールを多用する千葉に苦戦した。ダブルボランチの一角で出場した猶本は、持ち味である積極的な守備でスイッチを入れるプレーを発揮しようにも、千葉が最終ラインからボール保持を重要視しない面もあり、対応に苦慮していた。
「自分としてはボランチが作る(相手)チームの方がやりやすいんですけど、今日はセカンドボールを拾うにも広すぎて、相手FWに入ったボールを挟みに行くにも遠すぎて。難しい試合になりました。こちらも単調な攻撃が多く、セカンドボールも取れなかったので。(代表から)帰ってきて負けてしまったのは残念です」
結局、試合は後半にCKから喫した失点を取り返せず、0-1での敗戦となった。
それでも、試合後にはホームのサポーターに向けて猶本、GK池田咲紀子、FW菅澤優衣香の3選手により、女子アジアカップの優勝報告会が行われた。菅澤は「アジア予選を勝ち抜く大変さは見ている方にも伝わったと思う。勝てたのは、団結力や諦めない姿勢があったからだと思う」と話し、池田は「代表活動は貴重な経験で、感じることもあった。チームの一員で喜べたのは嬉しいけど、1試合の出場機会に悔しい思いもあった」と振り返った。