今季限りで退団が濃厚となっているACミランのフィリッポ・インザーギ監督は、チームでプロ意識の高い2人の名前を挙げてたたえた。 30日の今季最終戦となる敵地アタランタ戦を控え、インザーギ監督はチームの公式番組「ミランチャンネル」に登場した。 契約期間を来季まで残すが、成績不振によって今季限りでの退陣が不可避な状況となっている。その指揮官は、2季連続で欧州のカップ戦出場権を獲得できなかった名門の失われた1シーズンで2つの収穫を口にした。 「ジャックだ。彼は今季ポジティブだった。(ジャコモ・)ボナべントゥーラはプロ意識の 高い選手。本田も同じように、プロ意識が高い選手。ミランには人間的に素晴らしい選手たちがいる」 今季開幕前、アタランタから5年契約で移籍してきたイタリア代表MFは、今季5得点1アシストという成績だった。両ウイングと、中盤のあらゆるポジションをこなす高い戦術性は、今季のミランでは大きなインパクトを残した。そして、「1日10時間練習している」と絶賛する本田と並ぶほどのプロ意識を兼ね備えるという。 本田と、ボナベントゥーラはインザーギミランの核だったようだ。来季の名門復活の鍵に選手としての技量のみならず、高い人間性を挙げているインザーギ監督。大型補強でチーム刷新の現地報道も流れる中、来季ミランで本田とボナベントゥーラは輝きを放つことができるだろ うか。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images