湘南MF梅崎、10年過ごした埼スタに涙の帰還 「想像していなかった」浦和“7番”の歓迎

湘南の一員として勝利の瞬間に「こみ上げるものがある」

 曺監督は梅崎について、「10年いたクラブからここに移ってきて、今とても頑張っている。湘南のリズムに合わせなくてはいけなくて、自分のプレーも出さなければいけない。新しく入った選手は苦労して時間がかかるけど、真摯に頑張ってくれて影響力もある」と話す。そして、記者会見場のモニターに梅崎が場内を回っているシーンの映像がタイミング良く流れ、「サポーターの人たちに励まされている場面、それも含めて良かったなと思います」と穏やかな表情で話した。

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 梅崎は湘南の選手として埼スタに舞い戻り、そして勝利チームの選手としてスタジアムを後にした。キャリアの中でも思い出深い1日に「不思議な感覚でしたし、勝利の瞬間は嬉しくて、みんなが喜んでいる姿を見て、僕にもこみ上げるものがある。このチーム、ベルマーレの選手なんだっていう気持ちになりました」と、新たな一歩を踏み出していることをあらためて実感した。

 昨季まで浦和を率いたミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌監督)に、「準備をしすぎるというくらいに、準備をする選手」と言われた梅崎。その真摯な姿勢とアグレッシブさは、“湘南スタイル”の中で輝きを増していくはずだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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