アンチェロッティ監督就任に全力注ぐミラン 来季の目玉トリオ獲得へ

前線にワールドクラスを補強

 ACミランがレアル・マドリードを今季限りで退団したカルロ・アンチェロッティ監督招聘(しょうへい)を果たすために、移籍市場の目玉トリオ獲得に動く可能性が浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
 2年連続で欧州のカップ戦出場権を失ったミランは、名門再建の主役として、かつてUEFAチャンピオンズリーグで2度の優勝を果たすなど、黄金時代の屋台骨を築いたアンチェロッティ監督の招聘に全力を注いでいる。マドリードに、アドリアーノ・ガリアーニCEOが出向き、再三交渉を重ねている。
 イタリア人名将の再登板につ いて、「10%の確率が50%までに上がった」と、ガリアーニCEOは説得に自信を深めている。
 29日にカナダで座骨神経痛の手術を受けるアンチェロッティ監督を説得するために、ミランは移籍市場で大事な買い物があるようだ。
 セビージャのヨーロッパリーグ制覇の立役者となったコロンビア代表FWカルロス・バッカ、ドルトムントのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、そして、アトレチコ・マドリードのクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチの3人の獲得を目指すという。
 記事によると、「アンチェロッティ監督を納得させるショッピングになる」と、リポートしている。
 いずれも前線でワールドクラスの実力を備える3人を獲得できた場合、いずれも現在のミランでは不動のレギュ ラーとなるはずだ。来季残留を熱望している日本代表FW本田圭佑だが、その去就や、出場機会にも大きな影響を及ぼす可能性もある。アンチェロッティ監督の招聘条件となっている大型補強の行方には、今後も大きな注目が注がれている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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