J1最下位の名古屋に異常事態 11試合終えていまだ「日本人無得点」の珍事続く
11試合を終えて名古屋の総得点11、全ゴールが外国籍助っ人選手から生まれる
J1名古屋グランパスは28日のリーグ第11節、敵地FC東京戦で2-3と敗れた。元ブラジル代表FWジョー、ブラジル人DFホーシャがゴールを決めたが一歩及ばずに最下位に沈んでいる。今季リーグ戦11試合を終えてチーム総得点11のなか、全てが外国籍助っ人選手によるもので、いまだ日本人選手のゴールなし。チームも低迷するなど異常事態に陥っている。
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昨季からからチームを率いる風間八宏監督は、2012年から2016年まで川崎フロンターレを指揮し、攻撃的なサッカーでリーグを席巻。華麗なパスサッカーは多くの人から高い評価を得ていた。昨季J2に降格した名古屋の監督に就任すると、リーグトップの85得点を叩き出した。
1年でJ1に復帰したなか、元ブラジル代表FWジョーをはじめ、MF長谷川アーリアジャスールなど実力者を補強。攻撃サッカーが花開くかと思われたが、ここまでJ1で苦戦を強いられている。
守備面はもともと課題と見られており、11節終了時の総失点23はリーグ最多。一方の総得点は11で中位クラスながら、問題はその内訳だ。リーグ全34節中、約3分の1を消化し、得点者はわずか三人のみ。ジョーが4得点、MFガブリエル・シャビエルが4得点、DFホーシャが3得点で、日本人選手からはいまだゴールが生まれていない。
攻撃サッカーが期待さえたチームにあって、日本人選手が不発という不測の事態に陥っており、チームの成績にも大きく影響を及ぼしている。
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