仏代表FWグリーズマン、移籍匂わす意味深発言 “アトレチコ残留宣言”はせず…
W杯前の去就決定を望むとされるグリーズマン、バルサやユーベが獲得に興味
今夏の移籍市場で去就が注目されているアトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第1戦のアーセナル戦後に意味深な言葉を残している。スペインメディア「カデナ・コペ」のインタビューに応じた。
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グリーズマンは昨年6月に2022年までの契約延長にサインをしている。しかし、同じスペインの強豪バルセロナやイタリア王者ユベントスが獲得に興味を指名していることが明らかになっている。イタリアメディアでは、ユベントスはグリーズマン獲得を当面の最優先事項として、移籍金1億ユーロ(約132億円)に加え、少なくともバルセロナと同等額の年俸を用意する方針であると報じられていた。
一方のスペインメディアでは、昨年結婚した妻がバルセロナで家を探しており、すでに移籍が合意しているはずだとも報じられた。また、自身も6月のロシア・ワールドカップ前に去就をハッキリさせることを望んでいることを明らかにしている。
そうしたなかで、試合後にマイクを向けられて将来についての質問を受けたグリーズマンはこう語っている。
「現在、僕はクラブと将来について可能な選択肢がなんなのかを話し合っている最中だ」
グリーズマンの口から出たのは残留宣言ではなく、移籍を視野に入れたかのような言葉だった。アトレチコはディエゴ・シメオネ監督が「結果で彼を説得する」という熱い言葉を残しているように残留を望んでいるが、本人の気持ちを完全に傾けるには至っていない模様だ。
ワールドカップ前に解決したいという意向を持つグリーズマンだけに、このシーズン終盤でありながら去就話は佳境に入っていると見られる。果たして、フランス人ストライカーはどのような決断を下すことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)