バルサ退団イニエスタにライバルも敬意 「世界最高の一人」「天才と恋に落ち続ける」
乾所属のエイバル、エスパニョールがSNSで惜別メッセージ
スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが現地時間27日、今シーズン限りでの退団を発表した。下部組織から過ごしたクラブはその実績を称えて賛辞を送っているが、これまで対戦してきたクラブも同様だ。日本代表MF乾貴士が所属するエイバルや同じバルセロナのライバルクラブもイニエスタに対して敬意を表している。
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エイバルはクラブ公式ツイッターアカウントで、セカンドユニフォームを身にまとってエイバル戦でプレーするイニエスタの写真を掲載。そして「我々の本拠地イプルーアで、世界最高の選手の一人を見られたことは大いに喜びだった。イニエスタ、将来に素晴らしい幸運があることを願います」との文面を寄せた。
また同じバルセロナをホームタウンとするエスパニョールも、公式ツイッターアカウントで以下のように記している。
「今日あなたはリーガを離れると発表したが、僕らはいつもアスリートとして、偉大さを感じる。全てのサッカーファンと同じく、天才と恋に落ち続ける。ありがとう、幸運を。イニエスタ!」
そのツイートに埋め込まれた写真は、2010年南アフリカワールドカップ決勝でのワンシーンだ。延長戦でスペインを初の優勝に導く決勝弾を叩き込んだイニエスタは、珍しく感極まってユニフォームを脱ぎ、インナーシャツを誇示した。そこに記されたのはかつてエスパニョールに所属し、心臓発作で還らぬ人となったDFダニ・ハルケへのメッセージ。「ダニ・ハルケ 永遠に僕らとともに」との言葉は、クラブの垣根を超え、サッカーファンのハートを打ったのは記憶に新しい。
スペイン中から愛される存在だったイニエスタ。彼に人徳があるからこそ、普段はしのぎを削る他クラブからも惜別の声が上がっている。