スペイン代表MFイニエスタがバルサ退団発表 クラブも惜別の称賛「模範的」「秀逸」
記者会見で自ら退団を公言「僕にとってここでの最後のシーズンになる」
バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが現地時間27日、今季限りでの退団を明言した。クラブ公式ツイッターが記者会見の様子を伝えている。
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イニエスタは涙ぐみながら「これが僕にとってここでの最後のシーズンになる」と、バルセロナからの退団を公言。そして、「チームメイトに感謝を伝えたい。バルセロナは僕に全てを与えてくれた。ここで22年間を過ごし、それは誇りに思うもの」と感謝の意を述べた。
エルネスト・バルベルデ監督やチームメイトも出席した会見では、神妙に聞き入りながらも節目では大きな拍手が送られた。クラブ関係者と目されるなかには、涙ぐむ人の姿も見られた。
また、去就については「ヨーロッパではない。シーズンが終わった時に話す」と、明確には口にせず。スペインメディアでは、中国の重慶力帆が有力候補として挙げられていたが、イニエスタの言葉からそれを否定する材料はなかった。
クラブ公式ツイッターでは、その後もイニエスタの背番号「8」を横向きにして「∞(無限大)」のマークにし、イニエスタの業績を称賛。下部組織でプレーしていた若き日の映像を交え、「秀逸」「エレガント」「走り続ける男」「恥ずかしがり屋」「夢を見る男」「よく教育された人物」「模範的」「成熟された」「競争力がある」などといった数々のワードを用いてイニエスタとの別れを惜しんだ。
下部組織への加入が1996年、トップチームでのデビューが2002年、常にバルセロナのユニフォームを身につけてきた男は、あと数カ月でクラブを去る。バルセロナにとっては一時代の終焉であり、イニエスタの存在を痛感する時がこれから何度も訪れるはずだ。