ハリル氏、田嶋会長と西野新監督を“口撃” 「なぜ問題があるぞと言ってくれなかったのか」
まさに寝耳に水の解任劇にショックを隠せず「何があっても、誰も何も言わなかった」
日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチ前監督は27日、都内で記者会見を行い、解任騒動について口を開いた。4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表され、様々な憶測が飛び交うなか、21日に再来日。電撃的な監督交代について「なぜ会長も西野さんも『ハリル、問題があるぞ』と言ってくれなかったのか」と反論した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
ハリルホジッチ前監督は、2015年3月に日本代表の指揮官に就任。「縦に速いサッカー」と球際で戦う「デュエル」の意識を植え付け、6大会連続のワールドカップ(W杯)出場に導いた。
しかし、その後二度の欧州遠征で未勝利に終わり、昨年12月のE-1選手権でライバル韓国に惨敗するなど不振が続き、4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表された。ただ、様々な指摘や批判が浮上するのが、なぜワールドカップ(W杯)開幕2カ月と直前のタイミングだったのかという疑問は拭えないようだ。
「なぜ(田嶋幸三)会長も西野さんも『ハリル、問題があるぞ』と言ってくれなかったのか。一度としてもだ。何があっても、誰も何も言わなかった」
最初に話があったのは、3月23日のマリ戦(1-1)後にフランス対コロンビア戦の視察にパリに赴き、ベルギーのリエージュに戻った午前4時か5時だったという。
「一人の選手があまり良い状態ではないと。私はそのことを分かっている、後で解決できると言った。残念ながらそこでいろいろなことが起こった。会長が多くの選手やコーチに連絡を取って、私やジャッキー(・ボヌベー)、シリル(・モワンヌ)、GKコーチとか、何が起こったのかは説明がなかった。私にとってもビックリしたことであり、コーチにもビックリだった」
ハリルホジッチ前監督は、自身の知らぬところで事が推移したことが受け入れがたい様子だった。
(FOOTBALL ZONE編集部)