「誰ともなんの問題もなかった」 ハリル前監督、解任理由の選手との“溝”を全面否定
国内組、海外組を問わず密にコミュニケーションをとってきたことを主張
日本代表を率いたバヒド・ハリルホジッチ前監督は27日、都内で記者会見を行い、解任騒動について口を開いた。4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表され、様々な憶測が飛び交うなか、21日に再来日。田嶋幸三会長が監督交代の理由に挙げたコミュニケーションや選手との信頼関係について「誰ともなんの問題もなかった」と否定した。
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ハリルホジッチ前監督は、2015年3月に日本代表の指揮官に就任。「縦に速いサッカー」と球際で戦う「デュエル」の意識を植え付け、6大会連続のワールドカップ(W杯)出場に導いた。
しかし、その後二度の欧州遠征で未勝利に終わり、昨年12月のE-1選手権でライバル韓国に惨敗するなど不振が続き、4月9日に日本サッカー協会(JFA)から契約解除が発表された。田嶋会長は記者会見でコミュニケーションと信頼関係が「最終的なきっかけとなったのは事実」と説明したが、ハリルホジッチ前監督はそれを真っ向から否定した。
「(就任した)3年前から、誰ともなんの問題もなかった。特に選手との問題はなかった。この3年間は常に選手たちと連絡を取り合っていた。海外組だろうと、国内組であろうと。海外組と何度電話で話したことか。国内組もそうだ。コミュニケーションにコンスタントに取り組んでいた。それぞれが誰とどんな話をするのか、コーチが誰とどんな話をして、どんなメッセージを伝えるのか、しっかりとやってきた」
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