2014-15シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝戦は、現地時間の27日、ワルシャワのナショナルスタジアムで行われ、セビージャ(スペイン)がドニプロ(ウクライナ)を3-2で下して2連覇を達成した。 この試合のヒーローとなったのは、2得点を挙げたコロンビア代表FWカルロス・バッカだった。 前半7分に先制を許し、追いかける展開となったセビージャ。しかし、後半28分にポーランド代表MFグジェゴジュ・クリホビアクが母国で行われたこの大舞台でゴールを決めて同点に。さらに、3分後にはバッカが決めて逆転に成功した。 だが、再び同点に追いつかれ て2-2で迎えた後半28分、またもバッカがネットを揺らした。リードを奪ったセビージャは、そのままゲームを終え、前身のUEFAカップ時代含め同大会4度目の優勝を果たした。 バッカは試合後、「神とコロンビアの家族に勝利をささげたい」と語った。英誌「Four Four Two」は、そう伝えている。 さらに、前日にスペイン代表に初選出されたばかりのセビージャMFアレイクス・ビダルは満足することなく、さらなる飛躍を誓っている。 「もっとタイトルを獲得したい。僕らは常に同じ姿勢を貫いてきた。チームが決勝に進むということは、そのチームが正しい道を進んでいるということだ」 EL優勝のセビージャには来季のチャンピオンズリーグ出場権が与えられる。2度目の連覇を成し遂げ、勢いを持ったチームは、来季さらなる高みで輝くことはできるだろうか。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images