モウリーニョが“和解宣言”!? 犬猿のベンゲル監督に敬意「未来で友人になれると思う」
乱闘寸前のもみ合いまで演じた相手に「私の50%ほどの敬意を見せてくれれば」と発言
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、今季限りでの退任が決まっている。マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督との犬猿の仲は周知の事実だが、現地時間29日にオールド・トラッフォードで行われるプレミアリーグ第36節の一戦を前に、ポルトガル人指揮官が和解を申し出ている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
モウリーニョ対ベンゲル――。それはプレミアリーグの“名物”の一つだった。舌鋒鋭いモウリーニョ監督は「スペシャル・ワン」と自称する一方、「失敗のスペシャリスト」「覗き魔」など屈辱的な呼び名をフランス人指揮官に付け、これまで見下し続けてきた。
記者会見でお互いをなじり合う姿は恒例となっていたが、モウリーニョ監督は宿敵の退任を前に“和解モード”に入ったようだ。
「もしも彼が、私が彼を尊敬する50パーセントほどの敬意を見せてくれれば、我々は未来で友人になれると思う。私は彼に多大な敬意を払っているんだ」
タッチライン際で乱闘寸前の揉み合いを見せたこともある両者だが、モウリーニョ監督は雪解けを匂わせるコメントを発した。
「実際のところ、彼はアーセナルでチャンピオンだった。私はこの国に2004年にやってきた。彼からタイトルを盗みたかったんだ。それがフットボールというものだ。だが、最終的には彼を多大に尊敬している。過去数年、自分もそれを示そうとしたんだ。私もこれまでと違ったキャリアのステージに突入したので、もう問題はなかった」
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