悪童バロテッリ、オシャレな“バックヒール”で実況も魅了 「驚くべき一流ぶりだ」
タッチライン際で二人に囲まれるなか、バックヒールパスで見事に局面を打開
フランス1部のニースは、現地時間22日のリーグ・アン第34節でモンペリエと対戦し、1-0で勝利した。フランス人MFピエール・レース=メルーのゴールが決勝点となったが、エースの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが見せた“バックヒール”が脚光を浴びている。
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ホームのニースは後半14分、21歳のFWアラン・サン=マクシマンの横パスからレース=メルーが約25メートルのミドルシュートを突き刺して先制。流れを引き寄せて迎えた同25分だった。
左サイドでボールを持ったサン=マクシマンのパスを受けたバロテッリは、背後からのタックルをパワーでかわしたが、左後方からもう一人相手選手が詰め寄り、タッチライン際に追い込まれる形になった。その瞬間、周囲を見ることなく右足ヒールでボールをミート。マーカー二人のど真ん中を通し、コートジボワール代表MFジャン・ミシェル・セリにパスを通した。
その後一度ボールを奪われたものの、再びドリブルを開始した際にはモンペリエの選手が4人で囲い、ファウル覚悟で止めに来たことからも、いかにバロテッリを警戒していたかが分かる。実況も「驚くべき一流ぶりだ」と口にし、会場もにわかに沸いた。
フランス紙「20minutes」は「彼は才能の全てを見せている」と報じ、フランス紙「Midi Libre」も「コレクティブアクション」と称えている。バロテッリは今季リーグ戦24試合に出場して14ゴールを記録。ニース移籍後2年連続でシーズン二桁得点をクリアしており、かつての“悪童”は輝きを着実に取り戻しつつあるようだ。
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