オリヴェイラ新体制の浦和は黒星スタート 柏に0-1敗戦、リーグ無敗4試合でストップ
3バックを継続の浦和、プレーが安定しないまま柏に先制点を献上
J1浦和レッズの新監督に就任したオズワルド・オリヴェイラ氏の初陣は黒星スタートになった。25日のリーグ第10節、敵地での柏レイソル戦で浦和は0-1で敗戦。大槻毅暫定監督が続けたリーグ4試合連続の無敗がストップした。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和はオリヴェイラ監督が「まだ選手のことを3分の1くらいしか知らない。大枠は変えない」と話していた通りに3バックを継続。21日の前節、コンサドーレ札幌戦からDF阿部勇樹とDFマウリシオの入れ替えのみにとどめた。
試合は立ち上がりから浦和の選手たちがパス、トラップが安定せず、柏のプレスがハマる展開になった。浦和が中3日、柏が中2日という日程の差を感じさせない運動量で中盤を制圧。一方で、ゴール前の迫力はそこまで生み出すことができず、前半は両チーム無得点で終了した。
後半に入ると、両GKがファインセーブを見せた。まずは後半8分、ペナルティーエリア内へフリーで侵入したMF中川寛斗に対し、浦和GK西川周作が鋭い飛び出しで1対1をセーブした。続く同18分にも西川はFWクリスティアーノの低く鋭い直接フリーキックをキャッチするファインセーブを見せた。一方の柏GK中村航輔は、そのFKからの逆襲でFW興梠慎三が放ったタイミングを外した左足シュートを体が流れながらも右手1本でセーブ。一進一退の展開が続いた。
そのなかで、先にゴールを奪ったのは柏だった。同27分、何度も繰り返されていた左サイドのクリスティアーノからファーサイドを狙ったクロスに対してFW伊東純也が中央に折り返すと、中川が反転しながらシュートを決めて先制に成功した。
オリヴェイラ監督は直後、今季に柏から加入のMF武富孝介を興梠と並ぶ2トップとして投入し、打開を図ったが最後まで戦局は好転せず。試合終盤にはDF槙野智章とマウリシオの両CBを前線に上げるパワープレーも試みたが、実らなかった。そのまま柏が1-0で逃げ切り連敗をストップ。浦和は新監督の初陣を勝利で飾れなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)