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広島アンバサダー森﨑浩司が語る「セカンドキャリア」と「理想のプロクラブの在り方」
広報大使の役割を担うなか、「ICHIGANトークショー」で語った次なるビジョン
どんなに素晴らしいサッカー選手にも、現役生活の終焉は必ずやってくる。引退後の選択肢は、解説者や指導者、スカウト、別業界や実業家への転身など様々だが、2017年からJ1サンフレッチェ広島の初代アンバサダーを務める森﨑浩司氏は、ゲスト出演した1月27日の「ICHIGANトークショー in TAU」で「元選手が強化に関わることが理想のプロサッカークラブの在り方」とセカンドキャリアの見解を語った。
森﨑氏は兄・和幸とともに2000年に広島ユースからトップチームに昇格。現役時代は精度の高い左足キックを武器に、Jリーグ通算335試合65得点を記録し、J1優勝も3度経験した。年代別の日本代表でも01年にワールドユース(現U-20ワールドカップ)、04年にはアテネ五輪に出場。惜しまれながらも16年限りで現役を引退し、昨季からプロ17年間を過ごした広島の初代アンバサダーとなった。
各種イベントやメディア、SNSなどを通じて、サンフレッチェ広島と広島県の魅力を発信する「広報大使」の役割を担うアンバサダー。2017年はスクール参加やイベント出演、解説などを精力的にこなした。クラブ史上初の役職に就くにあたっては、サッカーに全身全霊を注いでいた現役時代とはまた異なる、いち社会人としての心得を学ぶ意図があったという。
「指導者をやる前に、まずは社会人として勉強したほうがいいかな、と。世間を体感しないと、いろんな方の気持ちが分からないですから」
実際、アンバサダーとして1年を過ごした森﨑氏の変化を、兄・和幸も肌で感じたという。トークショーに寄せたビデオメッセージでは、「就任当初は試行錯誤しながらも、徐々に慣れていって、最後は一人何役しているのかというくらい大活躍だった1年だと思う。浩司とはずっと一緒に過ごしてきたけど、人としてすごく成長した」と証言している。