ハリルJ、W杯予選敗退のハイチに苦戦 逆転許すも…終盤に香川が劇的同点弾で3-3ドロー

 

長友のクロスから倉田が先制弾、杉本が代表初ゴールで2点リードするも…

 ロシア・ワールドカップ本大会へ向けての日本代表サバイバルとなった10日の国際親善試合ハイチ戦は、前半にMF倉田秋(ガンバ大阪)のゴールなどで2点を先制しながら、そこから3点を奪われて一度は逆転を許した。しかし、試合終了間際にMF香川真司(ドルトムント)が意地の同点ゴールで3-3の引き分けに持ち込んだ。

 前半7分、敵陣でボールを奪った日本は左サイドに素早く展開。ゴールライン際まで切り込んだDF長友佑都(インテル)のクロスを倉田が頭で合わせて先制ゴール。倉田は6日のニュージーランド戦に続く2戦連続ゴールとなった。

 同17分には敵陣に入ってのワンタッチパスの連続でスピードアップした日本が、FW杉本健勇(セレッソ大阪)のラストパスに抜け出した倉田にGKと1対1となるビッグチャンスが到来。倉田のシュートは飛び出してきたGKにセーブされたが、こぼれ球を杉本が押し込んで追加点を決め、杉本は代表3キャップ目での初スタメン初ゴールを記録した。

 しかし日本は同28分、ハイチの自陣ゴール前からの縦パスを受けたFWナゾンへの縦パスにDF昌子源(鹿島アントラーズ)が寄せ切れず、トラップ際を狙ったMF遠藤航(浦和レッズ)もかわされて右サイドへの長いドリブルを許した。ナゾンは右45度付近からゴール前へスルーパスを出すと、戻った昌子とDF酒井高徳(ハンブルガー)の間でMFラフランスに受けられ、GK東口順昭(G大阪)との1対1を決められて失点。2-1とリードは1点に縮まりハーフタイムを迎えた。

 日本のバヒド・ハリルホジッチ監督は後半から初選出のDF車屋紳太郎(川崎)を長友に代えて投入し、これが代表デビューとなった。また、FW浅野拓磨(シュツットガルト)に代えてFW原口元気(ヘルタ)をそのまま右ウイングの位置に投入。長友がつけていたキャプテンマークは、後半からDF槙野智章(浦和)がつけた。

 

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