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アーセナル育成コーチが語る日本人選手の“弱点” 致命傷になり得る二つの傾向とは
昨年から「アーセナル夏休みサッカーキャンプ」を開催
近年、日本では欧州各国クラブのスクールが行われ、ジュニア世代から各国の育成メソッドを経験する機会が増えた。U-20日本代表のFW久保建英(FC東京U-18)はバルセロナの下部組織に所属した経験があり、レアル・マドリードの下部組織に所属する中井卓大くんのような存在もいる。
そのなかでアーセン・ベンゲル監督がトップチームを率い、今シーズンのFAカップ制覇を果たしたプレミア屈指の強豪アーセナルも、昨年より「アーセナル夏休みサッカーキャンプ」を開催している。
アーセナルと言えばドイツ代表MFメスト・エジルらを筆頭に華麗なパスサッカーを仕掛けるイメージが強いが、その育成組織の担当者が日本人選手を教えることで感じた、「世界レベル」に達するためのポイントとは――。
男子は9歳から17歳、女子は9歳から15歳までの生徒が参加できる本スクールでは、現地からサッカーのスキル向上と同時にロンドンがホームタウンというクラブであることを生かして、コーチとは別に現地から来日する英語講師が授業を行うといったユニークな取り組みも行なっている。
スクール参加者からも「自分の英語の力を上げることができた」、「練習のメニューが毎回違って、頭を使わなければいけない」と話している。有意義かつ楽しみながらのトレーニングの中で、アーセナルから派遣されたコーチ陣はしっかりと日本人選手の特徴、そして伸ばすべき能力をアドバイスしてくれた。