「浦和が挑発」と一貫して主張する韓国側 済州の二の舞防ぐ“再発防止策”を検討
韓国プロサッカー連盟が再発防止策の導入に動く
済州ユナイテッド(韓国)は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ戦で数々の蛮行を起こし、アジアサッカー連盟(AFC)から選手やクラブに対する処分が下された。済州は乱闘騒動の一方的な加害者となり、韓国リーグ側も再発防止プログラムの導入を発表したが、「挑発してきたのは浦和」という主張を繰り返している。韓国テレビ局「JTBC」電子版が報じた。
5月31日に行われたACLラウンド16の浦和との第2戦で、済州は3失点を喫して2戦合計2-3と逆転負け。延長後半終了間際に、浦和MF阿部勇樹に対してジャンピングエルボーを見舞った控えDFペク・ドンギュを筆頭に、数々の暴力行為を働き3人の退場者を出すなど、その蛮行により世界各国から大きな非難を浴びた。AFCからも厳罰が下され、後半36分に2枚目のイエローカードを受けて退場となりながら、試合後にピッチに戻って主審に危害を加えたDFチョ・ヨンヒョンに6カ月間、肘打ちのペク・ドンギュに3カ月間の資格停止処分などが言い渡されている。
前代未聞の事態を受けて、韓国Kリーグの1部と2部を運営する韓国プロサッカー連盟は、重い腰を上げた。事件発生から10日以上が経過した段階で、再発防止に動き出したという。
記事では「連盟は今回、済州の事態を通じて、各球団と選手団を相手に、挑発に対応する方法と関連教育を用意する予定だ」と報じている。韓国メディアと済州側の、「浦和が挑発してきた」という主張を改めて展開している。
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