拳銃で脅され腕時計を盗まれたアトレチコMF レアルサポーターから「いま何時?」と揶揄される
恐怖の事件の被害者となったコケ ダービーに先発も屈辱的チャントを浴びる
アトレチコ・マドリードのスペイン代表MFコケは6日にマドリード市内のチャンベリ地区で拳銃強盗の被害に遭遇し、7万ユーロ(約840万円)相当の高級腕時計を盗まれた。そして、8日のレアル・マドリードとのダービーマッチ(1-1)では敵地サンチャゴ・ベルナベウのサポーターから、心の傷をえぐられるような屈辱的なチャントの洗礼を浴びている。スペイン地元紙「マルカ」が報じた。
記事では、コケが強盗事件の被害者となった経緯を改めて紹介。そして、「サンチャゴ・ベルナベウの巨大なサポーターは、不愉快な事件に関連したチャントをお見舞いすることで、彼を激怒させようとした」とレポートされている。
「コケ、いま何時だ?」
背番号6が前半、ボールを受けるたびに、レアルサポーターは愛用の高級腕時計を盗まれた事件を蒸し返すチャントで狙い撃ちにした。
「選手はまだ動揺していたが、それでもレアル戦にアトレチコ・マドリードのために先発することができた」と、強盗事件の恐怖を乗り越えたとレポートされたコケだが、ダービー戦のピッチ上で悪夢が再び想起される事態になった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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