海外メディアも日本の“決定力不足”を指摘 「香川はオフサイドの旗に安心していた」と痛烈な皮肉
米メディアは「タイは日本からフットボールのレッスンを受けた」と実力差を報じる
日本代表は6日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でタイと対戦し、2-0で今予選初勝利をつかんだが、FIFAランキング49位の日本は同120位のタイに苦戦を強いられた。海外メディアは日本がタイを圧倒したという論調で試合をレポートしている一方、一部では決定力不足を厳しく指摘されている。
米スポーツ専門放送局「ESPN」は「タイは、バンコクで日本からフットボールのレッスンを受けた」と、両国の間に明確な実力差があったと報じている。初戦は敵地でサウジアラビアに0-1と善戦しており、日本戦でもGKカウィン・タンマサッチャーナンが好セーブを連発するなど、後半30分まで失点を1に止めた。
しかし、終盤には退場者を出すなど力尽き、タイにとってのホーム初戦で黒星。02年の日韓大会予選以来となる最終予選進出を果たした同国は、ここまで健闘を見せているが、結果は2戦2敗と苦しい状況に立たされている。
同局は「日本は、最高レベルのヨーロッパでプレーしている個の力を擁し、タイだけでプレーしている選手で構成したチームとの違いを見せつけた」と分析。「現実は厳しい」として、タイが追い込まれたとレポートした。
「FOXスポーツ」のアジア版は「日本はタイにとって強すぎた」と、同じく両者の間に歴然たる力の差があったと報じている。