フィールド選手が「背番号1」の世界的珍事 米メディアもオランダ代表MFのレアケースを特集
キエーボ加入のMFデ・グズマンが、クラブ公式ツイッターで「背番号1を選んだ」と発表
セリエAのキエーボで、フットボール界の通例を破る珍事が起きた。ナポリからオランダ代表MFジョナサン・デ・グズマンが今季加入したが、キエーボは公式ツイッターでこう発表している。
「デ・グズマンが自己紹介 “僕はセリエAでジャッロ・ブルー(黄色と青の意味でキエーボの愛称)で背番号1を選んだ”」
移籍の記者会見に出席したデ・グズマンは、ルカ・カンペデッリ会長と握手しながら満面の笑みで「背番号1」のユニフォームを掲げていた。サッカー界において背番号1は、通常ゴールキーパーが着けるもので、キエーボでも今季ペスカーラに移籍したGKアルバノ・ビサーリがこれまで着用していた。フィールドプレイヤーの背番号1は、セリエAのみならず、世界的に異例の出来事と言える。
カナダ育ちで、北米でも人気のあったMFの異例のケースに、米スポーツ専門テレビ局ESPNも「ジョナサン・デ・グズマンがキエーボで背番号1を着る」と特集したほどだ。
フィリピン、カナダ、オランダの国籍を持つ異色のデ・グズマンは、2014年ワールドカップのオランダ代表で3位躍進に貢献した実績の持ち主。常識破りの背番号でプレーするだけに、観る者に大きなインパクトを与えそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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