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国際親善試合で初のビデオ判定導入 覆る判定にFIFA会長は「歴史を目の当たりにした」と手応え
フランス対イタリアの親善試合で、早速、判定が覆る場面も
現地時間1日に行われたフランス対イタリアの親善試合で、国際試合では初めてビデオ判定が行われた。サッカーでのビデオ判定に関しては、アメリカ3部のユナイテッド・サッカーリーグでの試験導入が始まっており、今後はイタリアやドイツなど計6ヶ国でも試験導入されることが決まっている。
前述のフランス対イタリア戦では、前半33分にフランス代表DFレイヴァン・クルザワの手にボールが当たったとして、オランダ人レフェリーのビヨルン・カイペルスが笛を吹く。しかし、審判団で協議し、ビデオ判定の結果、当たったのは太ももであり、手ではなかったと判定を覆す形となった。
この試合を観戦していた国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は試合後、イタリア公共放送「Rai」に対し、「レフェリーは試合を数秒間止めて、2人の審判員がペナルティはなかったと立証できた。我々はフットボールの歴史を目の当たりにした」と語り、初の試みに手応えを感じていた。
欧州の舞台では国際親善試合で最新のテクノロジーが駆使されていたのに対し、日本ではロシア・ワールドカップに向けたアジア最終予選という公式戦の場で、疑惑の判定が見過ごされる事態が起きていた。
疑惑の判定が起きたのは、埼玉スタジアムで行われたアジア最終予選の日本対UAE戦の後半32分だった。1-2と日本が1点ビハインドの状況で、FW浅野拓磨(シュツットガルト)がエリア内から放ったシュートはゴールラインを越えた後にGKに掻き出されたように見えたが、最終的に“ノーゴール”の判定。ところが、映像を確認するとボールはゴールラインを割っており、テレビ中継でのリプレーでも「ゴール」の様子は克明に確認できるものだった。
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