日韓W杯で歓喜の同点弾を決めた”金狼” 39歳のFW鈴木隆行が現役引退を発表
5ヵ国10クラブでプレー 多くのファンの脳裏に刻まれたベルギー戦の一撃
J2千葉の元日本代表FW鈴木隆行が、クラブの公式サイトを通じて現役引退を発表した。
鈴木は1995年に地元の茨城県をホームタウンとする鹿島でプロデビュー。その後はブラジルやベルギー、セルビア、アメリカなど海外でもプレーし、計5ヵ国10クラブで活躍した。39歳で迎えた今季は、98年以来となる千葉(当時市原)へ復帰。JリーグではJ1通算108試合17得点、J2通算128試合24得点の成績を残した。
また、鈴木は日本代表としても活躍。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)では、グループリーグ初戦のベルギー戦(2-2)で日本代表にW杯史上初の勝ち点をもたらす貴重な1点を奪った。MF小野伸二(札幌)からのロングボールに走りこみ、倒れ込みながら右足のつま先で押し込んだ一撃は、サッカーファンの脳裏に深く刻まれているはずだ。国際Aマッチ55試合11得点を記録している。
日本代表の歴史に名を刻んだ名FWが、40歳を目前にスパイクを脱ぐ決断をした。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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